前回と前々回でお金が膨れ上がる2つの理由を説明しました。一つ目は、貯金準備制度です。これは、中央銀行に一定率(10%とします)のお金を預けることで、市中銀行その9倍のお金を貸すことができ、この繰り返しが連鎖的にすすむことで、はじめに預けられたお金の10倍のお金が創造できる、信用創造について説明しました。あなたが100万円を預けると、銀行は最大で1000万円のお金を貸し付けることができるわけでした。2つ目は、金本位制の崩壊です。もし、金本位制が存在すれば発行できる通貨の量は金の絶対量に比例します。中央銀行の金庫に眠る金が100兆円ならば100兆円のお金しか中央銀行は持つことができません。しかし、ニクソンショックで世界の基軸通貨としての役割を期待されたアメリカドルが金本位制を停止したため、世界中で金本位制度というシステムが消滅しました。このシステムはお金に信用を与えていたと同時に、お金の絶対量を規定していました。金本位制がなくなれば、通貨の発行に歯止めがきかなくなり、無限の通貨を発行することができるようになりました。
こうなってしまえば、パソコンに数字を打ち込んだり、紙幣を印刷するだけでいくらでもお金を作れるようになります。少し、考えてみてください。皆さんが家庭を支える大黒柱だとします。手元にパソコンがあって、エクセルシートに1000,000と打ち込むと100万円が手に入り、プリンターで紙幣をカラープリントすることでお金が手に入ります。実際は自分が打つのではなく人に頼まなくてはいけないかもしれませんし、子供や燐人の目が気になり後ろめたい気はあるでしょうし、発行しすぎると信用がなくなってただの紙になる可能性があり自己責任を伴いますので好き勝手に発行していいわけではありません。しかし、給料が低くなったり不測の出費により家計が苦しくなれば、多くの人はお金を発行するに決まってます。しごく当然だと思います。
そして、当然お金の量は膨れ上がってきます。どんどん膨れ上がります。しかし、このお金は一体どこへ行けばいいのでしょうか。お金というものは、ただ手元に持っていては価値が上がりません。むしろ、金融に携わる者にとって、リスクの低い国債と同程度の金利を上げることは必要ですし、できればさらに高い金利を目指す必要があります。しかし、高い金利というものは高いリスクと引き換えに手にいられるものです。銀行は預金者の元本をできる限り保証する必要がありますので、こういったハイリスクハイリターンに興味はあっても手を出すことは良しとはされません。基本的に、銀行は個人の住宅ローンや会社への融資を行い、そこから将来にわたる貸出量と利率、また不良債権の発生を計算して経営を行なうものです。あくまでも、実体経済に対する資本の分配という比較的堅実な仕事でした。
しかし、1999年に銀行はハイリスクを取れるようになりました。それがクリントン政権によって行なわれたグラススティーガル法の撤廃でした。グラススティーガル法は銀行と証券会社(外資系は投資銀行ですね)を分離させるものです。銀行の資本が証券というリスクの高い投機投資にむかわないようにする法案でした。そのグラススティーガルが廃止されると、銀行と証券会社は合併を繰り返します。そして、銀行に蓄えられていた膨大な資本が証券市場に流れていきます。
膨大な資本は高い利率を目指して動きます。それは、証券、債権にも投入されますし、それ以上の利回りを求めて住宅担保証券(MBS)や債権担保証券(CDO)といった金融商品にも投資されます。これらの金融商品は、一見すると良く分からない様々な債権などが絡み合った複雑な内容となっているうえ、金融工学によってリスクが最低限に抑えられ、格付け会社によってAAAなどというお墨付きもついています。なんだかもうかりそうです。しかも、デリバティブというリスクを分散する商品(CDSとか)を購入すれば、たとえ商品価値が下がっても大した損害は負いません。ハイリスクなのにローリターンですね。
前回はお金が増える理由について貯金準備制度を挙げました。これは、銀行が100万円のお金を借りて最大で1000万円のお金を貸し出すことができるということを示しました。このプロセスを信用創造といい、市場に出回るお金が増える大きな理由です。
今回はもうひとつの理由について言及しようと思います。これは、金本位制の崩壊です。
まず、金本位制について簡単に説明すると、紙幣と金貨を一定の割合で交換できますということです。銀行ができた当初からこういったシステムは存在していたのですが、法的に金本位制が成立したのは1816年のイギリスです。この時点では金貨と金の交換ですね。そして、1844年にはイングランド銀行が金と交換可能なポンドを兌換紙幣として発行しました。これにより、紙幣は法的に金と交換可能になりました。これが、金本位制です。
金本位制はこの後、ヨーロッパから世界中に広がりアメリカも日本も金本位制を使っていました。この当時の通貨を見るとそのことが明確に分かります。

しかし、この金本位制は長くは続きません。第一次世界大戦や世界恐慌のあおりを受け、経済が悪化し、イギリスは自国の産業を守るために輸入規制をひきます。そのために、具体的にとった対策として、ひとつが金本位制を取りやめることで、もうひとつが関税の引き上げです。関税を引き上げることは当然輸入規制につながるのですが、金本位制をやめることで何故輸入が少なくなるのでしょうか。これは、紙幣の価値が本質的に信用によって成り立っているので、金と交換できない通貨はたとえイギリスの通過といえども信用できません。国際的な信用を下げてポンド安がすすみ、ポンド安は輸入を抑制します。このように、自国の景気対策として関税の引き上げと金本位制の停止を決めたわけですね。
イギリスのこの閉鎖的な貿易戦略にフランスとアメリカもこれに続きました。すると、日本やドイツは輸出先がなく経済を内需に頼るしかなく困ります。この米英仏の閉鎖的な経済政策が日独伊の三国同盟、第二次世界大戦につながったと一因とも言われています。
第二次世界大戦後にはこの反省を生かして、自由貿易を約束し、金本位制も復活しました。今回の金本位制はアメリカのドルと金本位制でした。これは、第一次大戦の際に戦場とならずに輸出で大もうけをしたりと金の保有量が世界一意で、また第二次世界大戦でも活躍しリーダーシップを発揮したことによります。この決定が行なわれたのが1944年のブレトン・ウッズ会議です(終戦の前年ですね…)。
1.1ドル=金36分の1オンス
2.各国通貨とドルとの交換レートを固定
(1ドル=360円=4マルク=2.8分の1ポンド)
3.国際通貨基金(IMF)を設立。
4.世界銀行(IBRD)を設立。
が決定されました。これは、事実上アメリカの通過を世界の基軸通貨とするという宣言ですね。アメリカの資本主義が世界に向ってむろがる契機になったのかもしれません。
しかし、アメリカも金本位制を引き受けたのはいいのですが、経済が立ち行かなくなってきます。まず、車や電化製品など、海外の安くて性能のよい製品を輸入するようになり貿易赤字がかさみます。さらに、ソ連との冷戦やベトナム戦争で多額の出費がかさみます。これを、ドル危機といいます。
この結果、政府はドル紙幣を発行をして財政支出が増えます。しかし、金本位制が存在する限り発行限度が規定されてしまい財政支出に限界が来ました。そこで、金本位制をやめることを決意します。世界のリーダーたるもの自己犠牲の元に金本位制を続けて欲しいものですが、お金がからむとそうもいかないものです。

そして、1972年にニクソン大統領が金本位制の停止と関税10%を発表しました。まさに、イギリスが半世紀前にやったことですね。時代は繰り返すようです。
こうして、世界中のどこを探しても金本位制はなくなり、紙幣の本来の姿であった金貨との受領書ではなくなりました。紙幣を持っていたところで、紙幣を発行する国の信用がなくなればそれに応じて価値がなくなります。世界中の紙幣は微妙な信頼の上に成り立っているのですね。
以上が金本位制の崩壊の歴史です。そもそも、何故金本位制について今回言及したかといえば、金本位制の崩壊によってお金が増えていったということを言いたかったのです。これは、至極当然のことで、金本位制があれば紙幣の上限は金の保有量によって規定されます。しかし、金本位制がなくなれば、金の保有量と紙幣の量は関係ないので、いくらでもお金を作れます。つまり、各国は自己責任の範囲でお金をどれだけ作ろうがいいわけですね。こうなれば、お金は発行し放題です。世界中の紙幣がどんどん増えていく時代になりました。こわいこわい。
前回はお金がどのようにして出来上がってきたかについて焦点を当ててみました。貝とか羽といった原始的なお金が紙幣になるまでの大まかな流れを書きました。次に、紙幣誕生してから、その紙幣がどのようにして管理されてきたかを書いてみたいと思います。そこで、まずは部分準備銀行制度について。
まず、前回に話したゴールドスミスについて焦点をあててみます。彼らが何をしていたかといえば、金庫に眠っているお金が引き出されないことをいいことに、紙幣を貸し付けるということをしました。つまり、金庫内の金貨の絶対量は変わっていないのにも関わらず、紙幣の量を増やしたわけですね。こういったことをすれば、金貨と紙幣が等価交換できるという原則が失われ、紙幣の価値がなくなってしまいます。これは預金者からすれば由々しき問題ですね。
しかし、この点は見逃されています。かなりおかしなシステムなんですけど。というのも、前回も書きましたが、お金を貸す銀行も、借りる債権者も、お金を預ける預金者も、それぞれ利益を得ているのでシステムとして容認されました。これで、銀行は自分の金庫に眠っているお金の量よりも多くのお金を貸すことができるようになりました。
ただ、無限にお金を貸しては、預金者が引き出しに来たときに銀行にお金がまったくないという状況が出てしまうので、預金額の一部分を他の銀行(中央銀行。日本だと日銀)に準備金として保管しています。だいたい10%です。なので、銀行は100万円を預金してもらうと、10万円を部分準備銀行制度にのっとり中央銀行へあずけて、残りの90万円は貸し出すことができます。

では、その90万円を借りた人(Aさん)は何をするのでしょうか。たとえば、中古車を90万円で買ったとします。90万円で買った中古車はAさんから中古車販売会社へと引き渡されます。中古車販売会社は90万円を銀行に預けます。ここで、銀行が貸したお金が銀行に返ってきたので、一巡しました。銀行は、当然2順目に取り掛かります。
90万円のうち、9万円を中央銀行に預けて、残りの81万円をあらたに貸し出します。そして、市場でお金が回って返ってきます。これを繰り返すと、もともとあった100万円からどれだけのお金が市場に出回るのでしょうか。
100+100*0.9+100*0.9^2+100*0.9^3+……
という等比数列が続いて、結局1000万円のお金が市場に出回ることになります。100万円の預金から900万円が作られ、トータル1000万円になるわけです。これが、信用創造という銀行がお金をどんどん作り出す仕組みです(実際は、現金を箪笥にいれることが好きな日本のような国では1000万円よりも多少は少なくなります)。100万円のお金から1000万円の貸付をして、その元金と利子をもうけるわけですね。ですから、街金なんかは手元のお金を貸し付けているわけですが、銀行は手元にないお金まで貸し付けているわけです。

こうして、銀行は信用創造という名の元に、お金を作り出しているわけですね。これが、お金が増えていく仕組みの一つです。
就職難から端を発して日本の財政難についても言及しましたが、そもそも、世界を借金まみれにするお金って何?お金って誰が作ってるの?どうやって作られるの?ということで、お金の起源ついて調べてみます。
お金の起源をさかのぼれば、そもそもお金は貝だったり、鳥の羽だったり、金の現物だったりしたわけですね。それが、金や銀を含んだ金属の貨幣になりました。ここでは金貨ということにします。比較的に金貨は規格もしっかりして交換しやすいですし、持ち運びも比較的簡単になりました。この金属貨幣を作るのが金細工を生業とするゴールドスミスですね。ゴールドスミスは金細工がもともとの仕事でしたが、金属貨幣が流通するようになれば仕事が増えます。金属貨幣を作りますし、劣悪な貨幣が出回らないように純度も鑑定できますし、さらに高価な金属を扱うので金庫をもっていたので貸金庫業もおこないました。大金を持っている富豪は、大量の金属貨幣を盗まれないようにお金を払って貸金庫に金属貨幣を預けました。ゴールドスミスは貨幣の引き換えに受領書をわたしました。ゴールドスミスは銀行、受領書は紙幣の原始の姿ですね。

この受領証が一人歩きするようになります。或る日、N男君はWiiを買いたくなります。そこで、ゴールドスミスに受領書を渡して金貨を5枚返してもいます。そして、N子さんからWiiを買います。N子さんは5枚の金貨を受け取ります。そして、ゴールドスミスに預けて受領書を受けとします。ここで、ゴールドスミスの立場に立てば、金貨5枚が金庫から出て、返ってきたことになります。つまり、一連の取引後の金貨の差し引きゼロです。ということは、N男君とN子さんはそもそもゴールドスミスの金庫から金貨を出し入れする必要はなく、原理的には金貨5枚の受領証を受け渡せばいいことになります。こうして、受領書は貨幣としての役割を果たすことなり紙幣として流通するようになります。
そうなると、これまでのように人々が金庫から金貨を取り出しにこなくなってゴールドスミスは暇になります。そして、金庫には大量のお金が余った状態になっています。受領証が紙幣として信用され出回っている限りは、よっぽどのことがない限りは金庫の金貨を預金者がすべて引き戻しに来ることはありません。時間的な余裕のできたゴールドスミスは大量の金貨が眠る金庫番の前で何を考えたでしょうか。ずるいゴールドスミスは金貨を使い込み刑罰に処されるのかもしれません。しかし、ずる賢いゴールドスミスは金貨を貸すことを思いつきます。しかも、金庫の中の金貨は動かしません。ゴールドスミスは受領書という紙幣を作り、お金が必要な人に貸します。そして、紙幣を借りた人は必死になって働くことで借りた額に利子をつけて紙幣をゴールドスミスに返します。この流れの中で、ゴールドスミスがしたことは、金庫の金貨には一切てをふれず、貸し付けた紙幣のぶんだけ儲けがでたわけですね。お金を借りた人は借金をして割りと簡単に資金が調達できるようになりますし、借りた分はきちんと働くことで利益を上げて利子をつけてお金をかえします。わりとハッピーですね。一方で、金庫に金貨を預けている人はというと、金庫の金貨には手をつけていないのでどう文句をつけていいかわかりません(実際は金貨の量が変わっていないのに受領書の絶対量が増えていて損した感じです)。しかも、賢いゴールドスミスは彼らにも儲かった分の分け前を渡すようにすれば、もやもやとした不満もだいぶ解消されます。結果、借金をする人は資金調達が楽になり、預金者は利子をもらい、ゴールドスミスはもうかる。三方よし。まさにイノベーション。

かなり大雑把で申し訳ないですが、こんな感じで貝やら羽やら金から金貨ができて、紙幣ができたみたいですね(大雑把といった理由のひとつは、紙幣の定義がいまいち明確じゃなくって、ここで使ってる紙幣いって今で言うチェックですよね。もう少し進化すると紙幣になるのでしょうか。勉強します)。そして、ゴールドスミスは金貸しという金融業をはじめ銀行のもとができました。
なんだか、この段階だと銀行って怪しい商売ですね。実際、当時は多くの宗教でお金を貸す事を生業にするのは禁じられていましたらしいです。
最近は就職難だったので、その理由を考えようということでこれまでにいくつかの要因を挙げてまいりました。一つ目に書いたのはサブプライム問題に端を発する世界金融危機、次にギリシャの財政難に端を発する欧州金融不安、さらにその両者のあおりを受けた異常な円高にも言及しました。こういった状況がじりじりと日本の財政や経済活動を締め付けているのは間違いなく、またそれは就職難にもつながってきているのでしょう。
ただ、ここで気をつけなくてはいけないのは、世界経済のFlat化によって波及してきたアメリカとユーロ圏における波が引いたあとに日本はどうなっているかということだと思います。これらの3つの要因によって一時的に経済や財政が混乱して就職難がおこっているだけなのでしょうか。この金融危機の波が引いた後は、日本の経済や財政はどうなっているのでしょうか。この点についても少し考えてみたいと思います。
日本の財政はどうなっているのでしょうか。財政を考える上で大事なことは財政収支とプライマリーバランスです。

財政収支についていえば、平成22年度の一般会計予算において、歳出92兆円、税収+その他の収入が48兆円、残りの44兆円が公債金、つまり財政赤字である。収入とほぼ同額の赤字を出す日本って、大丈夫なのかと帰国に際して純粋に不安に思う。
プライマリーバランスについてですが、そもそもプライマリーバランスとは基礎的財政収支のことです。計算法としては、“借入金を除く税収などの歳入”から“過去の借入に対する元利払いを除いた歳出”を引いたものです。つまり、上で求めた財政収支から借入金を引いて、元利払いを足した値です。このプライマリーバランスがゼロならば、単年度においては国債発行をおこなわずに財政が賄えていることになります。平成22年度ではこの値が23,7兆円の赤字です。
次に、これまで積み重ねてきた国債を見てみよう。普通国債残高を見てみると、平成22年度で637兆円となっている。これは、国民一人当たり499万円です。それ以外にも、政府短期証券や財政投融資特別国債などの借入金を含めると、借金総額は1000兆円弱になります。もちろん、日本も世界中から国債を買っていますし、有価証券や不動産もあります、それらが総額700兆近くあり、1000兆ひく700兆で300兆円が純債務です。これは日本のGDPとほぼ同じ額ですね。
では、このGDPと同額の純債務は世界的にみてどうなんでしょうか。

このように、世界各国に比べて大変高いことが分かります。今回ユーロ圏で財政困難で自立復帰が難しいと騒がれているPIGS(ポルトガル、アイスランド、ギリシャ、スペイン)に比べても対GDP比で純債務は高いです。さらに、毎年GDPの10%以上の追加債務を抱え込んでいるのが日本の現状です。
では、何故日本の財政破綻は騒がれないのでしょうか。これは、日本の国債は安定的に購入されており、さらに購入者の94%が日本国民だということが大きいようです。高度経済成長の過程で蓄えられたたんす貯金が1400兆円あるといわれており、日本国内にお金が余っており、それが金利の低いにも関わらず日本国債の購入に使われているので現状は財政破綻の危険はないようだ。
しかし、毎年40兆円の国債を日本国民がはたして何年買い続けられるかはわからない。そもそも、今後少子高齢化に伴い、社会保障費は跳ね上がり歳出の増加が予想され、そもそも国債の発行は40兆から増加しそうです。さらに、1.35%という低金利が終われば利子の支払いは現在の10兆円から数倍に跳ね上がるかもしれません。一方で、国債を購入する側は銅でしょうか。まず、国民については団塊の世代がリタイアし労働人口が少なくなり家庭内貯蓄が減少傾向へと向かうため、個人の国債購入に限界がやってくる。また、企業(銀行とか年金基金とか)にしても現在はデフレで投資先がないので資金余剰があり、余ったお金を国債購入に用いていたが、景気が良くなれば国債など買ってくれないかもしれません。国のいうこともきかなくなるかもしれません。企業だって国債ばかり買わされるのはこりごりじゃないかな??
では、国債の買い支えが弱って国債を日本国内で消化できなくなったらどうなるだろうか。海外の資本に頼らざるえない。そうなれば、今のように金余りよる低金利ではお金を借してもらえませんから、金利は上がります(日本の国債の格付けAA-で、PIGSのひとつのスペインと同じ格付けですから、金利高くしてくれないと貸してくれません)。返すあてのない借金は膨らみ続けます。こうなってしまっては、日本は財政破綻への道を歩むみたいです。最近は、IMFなどでPIGSではなくって、PIGJとか言われてるらしいです。外国資本に頼らざるをえない状況が来る前に、抜本的な改革をしないと大変なことになりそうです。

その財政改善への改革のひとつとして増税があります。野田さん率いる民主党がたとえ政権がひっくり返るとしても不退転の覚悟で増税に取り組むというのは、現在の日本の現状からすると当然な気がします。財務省のいいなりとかいう批判もありますが、財務省だって、多少の構造的な問題はあるかもしれませんが、外資系にいっていれば何倍もの給料をもらっていたであろう優秀な人材がテレビタックルによる批判を受けながらも遅くまでせっせと働いて頑張っているはずです。個人的には日本国民として応援しています。